’00,8,26〜27 奥利根遡上 

 「Outdoor」という雑誌がある(最近あまり見ないが、廃刊したかも)。80年代の後半、表紙にCWニコルさんがいた、90年代には律っちゃんに代わった。キャンプやらMTB、XCそしてカヌー、山歩きさえまともにした事が無い自分達にとって、それは、とても新鮮だった。今の遊びの形態はほとんどそこから始まったと言っていい。
 まず、キャンプから始めた、でも、キャンプは道具さえそろえればなんとかなった。そしてMTB、MTBも多少擦り傷を作りながらも、まぁ、なんとか。XCは難しかった。そしてテレマークはもっと難しかった。で、カヌー、まぁ、理由はいくつかあったが、結局、カヌーは永遠の課題だった。そう!去年まで。

湖面を行くヤマメ号
 奥利根、それはその「Outdoor」の中の記事だった。カナディアンを数艇連ねて、毎年春に一度、利根川源流を訪ねるという。スコッチ2本と年代物のワイン4本、吟醸酒1本にズブロッカ、水代わりのビール100本積んで…。
 そして今日、カヌー1艇とカヤック2艇にてその地に立った、ビールを2本(るりるり用)積んで…。
(注:ズブロッカとは、ポーランド産でなぜか瓶の中に野草が入っているというウオッカの一種で、ギンギンに冷やすと旨いそうで、飲み過ぎると体がぶっこわれるという、体の丈夫なロシア人向けのお酒だそうです。-情報提供・大西@三段山-)

巻機とシーカヤック

利根源流

源流遡上

湖上ダイブ

港(入江)

ナイトツアー1

ナイトツアー2

ナイトツアーエンド

キャンプサイト

早朝クルージング1

早朝クルージング2

 今回のツアー、高橋夫妻の企画でありまして、もちろんカヌーもすべて高橋氏提供。なにしろ素人夫婦二人なもんで、まずカヌーを湖にうかべて、荷物を乗せて、その上で「CANOEING Magazine」なる本を広げる事から始まりました。「ベントシャフト・パドリング」と言うページを開き、「フォワード・ストローク?」「ドロー・ストローク?何それ?」な〜んて感じです。それでも、まぁ3kmも漕げば、元々夫婦(子供3人も作った)息のあったところでス〜ィスィ!…って訳にはやっぱりいかなかった。相変わらずの迷走に「曲ってるよ!」「いいんだよ、ちったぁ!それより、もっとみしみて漕げよ!」と、と、まあ、それでもなんとか辿り着いた源流近くのキャンプ可能地点、う〜ん、自然の懐、いや〜ぁ高橋さん、本当にありがとう。 
 源流遡上。すでに浅すぎてカヌーは入れず、入口にデポ。それにしても湖水に比べてなんと冷たい事か、肌をさす痛さです。でもでも折角来たのだから、魚になった気分で源流遡上平泳ぎ!鮭の大変さ肌で感じる事が出来ました。
 湖上ダイブ。奥利根湖と言うのはダム湖でして、今、満水です。岩があると、その下は限り無く深い、どんなに思いっきり飛び込もうが、潜ろうが、底に辿り着く事は無い。上陸出来る地点も限られている、周りに道も無い、頼りは船だけだ。
 そしてそして、不良テレマーク隊恒例「ナイトツアー!」良い子の皆さんは決して真似をしないように。 

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